Q現在のお仕事について教えてください。

要望を直に聞くことと同時に、
トレンド情報を見つけることも大切な仕事です。

営業一筋21年目。当社で製造した商品、特に、インテリア商品をメインに、ホームセンターなどのインテリア売り場の担当者・バイヤーと商談しています。商品カテゴリーが広く、さまざまな業界の担当者と出会えるので、毎日が新鮮で楽しいですね。

北海道から沖縄まで、全国各地の得意先の本社へ伺って商談、というのが基本スタンス。顧客の生の声、要望をどれだけ持ち帰れるかが重要なので、そのために出張に行っています。逆に、こちらへ来社してもらって、隣接する工場で製造現場を見てもらいながら、商品を前にして商談をすすめることも多いですね。特に、毎年秋に開催する展示会には、全国から数多くのバイヤーが来社されます。

最近では、インテリア製品でも、床の製品が壁や窓の素材として使われていたり、いろいろな用途が考案されています。そういうことは会社にこもっていてはわからないので、出張先、たとえば、東京や関西で、時代の流れに沿った流行やトレンドなどを見つけることも必要な仕事。そうした情報をどう見つけるか、得た情報を持ち帰ってどう商品づくりに結びつけるか、常に考えています。

Qお仕事の中で心がけていることは何ですか?

営業は顧客側と製造側とのパイプ役。
買いたいと思ってもらえる
商品をつくりたい。

営業部は、販売だけでなく、顧客と一緒に新しい商品をつくることが多く、企画から販売まで携わることができるのが魅力です。コストの問題も含めて具体的に企画を進めていく、いわば、顧客と製造側との間をつなぐパイプ役。入社後2年目とか日が浅くても、大きい発注をもらえたりするので、それがやりがいですね。

失敗も少なからずあります。なぜ買って貰えないのか、なぜクレームになるのか、打ち合わせが足りなかったのかなと反省することもしばしばでした。その経験から特に心がけているのはスケジュール管理。製造現場に行く余裕がないほど出張で忙しいので、営業部はもちろん、製造部門とも情報を共有して、打ち合わせを重ねて連携を密にしています。企画会議もたびたび。また、要望はメモして一つ一つこなすとか、手落ちがないよう心がけています。

目標は、顧客が生活の中で必要だと思う商品づくりと販売。インテリア商品は生活必需品とは違いますが、買いたいと思ってもらえる商品、会社名を象徴するほどの新しい商品ができたらうれしいですね。当社の技術でなければできない商品をたくさん世に出したいと思っています。

Q上司として部下にはどのように接していますか?

同等の立場で一緒に考え、
一人ひとりに合わせた対応で
サポートしています。

営業の立場では、製造現場を経験する機会はあまりありませんが、広く一通りの商品知識を持つことが必要。部下や後輩に対しては、わからないことや相談されたことは一緒になって解決することを心がけています。

入社当初は、業界や営業のことは何もわかりませんでしたが、上司や先輩に教えてもらいながら少しずつ取り組んできました。先輩からよく言われたのは、「失敗してもいいよ」ということ。失敗しても、上司や先輩が同行してフォローしてもらえますし、込み入った話になれば、責任者としてついて来てもらえます。今でもそうですね。入社時から背中を押してもらったおかげで、失敗しながらも徐々に仕事ができるようになって自信につながりました。上司や先輩に恵まれたと思います。今は自分が上司・先輩の立場ですが、部下一人ひとりに合わせた話し方で、これまで教えてもらったことを伝えたり、同等の立場で話し合い、サポートするよう意識しています。職場の雰囲気も、役職はそれぞれですが、同じ目標に向かって、時には競い合い、時には助け合う、チームワークのよさが自慢。その点も、部下にとっては心強いと思います。

TIME LINEある1日のスケジュール