Q現在のお仕事について教えてください。

微調整に気を使う「ノリ付け」。
ミスもロスもなくできた時は
達成感があります。

人工芝やカーペットの裏面に加工する「ノリ付け」という作業をしています。 ニードルパンチ機とタフト機から出来あがってきた製品を「バッキング」という自分の部署で担当する工程です。「ノリ」の素材には、樹脂とかラバーなどがあって、商品によって使い分けるんですが、カーペットだったら、滑りにくく吸着をよくするために裏面にラバーを貼ります。何を担当するかは日によって変わりますが、いろいろな商品があるので毎日楽しいですね。「ノリ付け」は少しでもずれると、型が変わるので、微調整には特に気を使います。中でも、ラバー加工という、かなり難しい仕事を任された時、ミスもロスもなくできた時は達成感がありました。先輩にも褒めてもらってうれしかったです。

失敗も一度ありました。「ノリ」を容器に入れてホースで送り込むんですが、ほかの作業をしていてちょっと目を離した隙に、その容器がカラになっているのに気づかず、機械を止めてやり直したことがあります。注意力を持って集中しなければ、という教訓になりました。またスリットというカットをするときには、機械で指を切らないよう気をつけています。

Q職場の雰囲気はどうですか?

なごやかな社内で
やさしくて厳しい先輩に支えられています。

入社する前は、仕事はもう少し厳しいのかなとちょっと不安だったのですが、意外となじみやすかったです。堅苦しいのかなと思っていた先輩も、みんな気さくで話しやすく、部署が違っても声をかけあったりしてなごやかですね。特に新人には何かと声をかけて気づかってくれて、すごくいい雰囲気です。今の部署では最年少なので、年齢的には子どものような感じですかね。先輩はいろいろわかりやすく教えてくれますし、失敗もフォローしてもらえるので頼もしいです。入社してから自分も少し積極的になったかなと感じているので、後輩ができたら、こうした先輩を見習って接したいと思います。仕事に関しては厳しいですが、とにかく先輩がやさしい。これが当社の一番の魅力ですね。

同期入社は5人、同じ高校出身者も1人います。製造や営業と、部署はバラバラなのであまり会うことはないですが、それぞれ頑張っていると思うと心強いです。

Q就職を目指している人に伝えたいことは?

現場を見学することと、
できるだけ資格を取っておくことを
すすめます。

高校2年生の時、射出成型作業技能検定試験を受けたんですが、試験会場がこの会社でした。その際に工場などを見学して、興味が湧き、やりたいと思ったので入社しました。その時受けたのは3級。合格しましたが、将来は、頑張ってその上の2級の資格を目指してみたいし、資格が取れれば、それを生かせるような仕事ができたらいいなと思っています。こちらの部署は日勤だけです。土・日はお休みなので、好きなクルマに手を入れたり、仲間とツーリングしたりして、楽しんでいます。

就職を考えている人は、入社前にできるだけ資格を取っておいた方がいいですね。特に、フォークリフト免許。こういう業界の仕事には欠かせないので、入社してすぐ使えるのは有利です。もちろん、入社してからでも取らせてもらえるし、自分も入社してから取ったんですが、早く取っておいた方がいいと思います。また、会社や企業についていろいろ情報を集めるのも必要ですが、やはり実際に現場を見ることが大事。自分の目で見て、雰囲気などしっかりと確かめてください。

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